やったことのない仕事に挑戦するのもおもしろい - uedaさんの日記

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ueda さんの日記

 
2013
1月 20
(日)
12:21
やったことのない仕事に挑戦するのもおもしろい
本文
 私自身、進路設計や職業のガイダンスに関するキャリア・アドバイザーを仕事にしている関係と、自分自身の職業への興味から、やったことのない分野も含めた仕事やアルバイトをやることもある。何事もやってみないと仕事の実際についてわからないからでもある。人材派遣会社にも登録してみて、単発ではあるけれど、国家試験の試験監督、NTTの研究所音声モニター、国立国語研究所の留学生の日本語の文章の分析モニター、カーナビの音声吹き込みなど比較的身体に楽なものもやってみた。逆に、警備員や清掃などの軽作業系の仕事もやってみた。
 警備員では土日祝日の本業の休みの時だけアルバイトとしてやってみたが、地方自治体の夏の花火大会のイベント、専門店や商業ビルなど休日に多い駐車場出入口管理など多様だったが、臨時的な警備の仕事は常勤の施設警備と異なり、仕事の場所が毎回変わり、交通の要領もわからないためかなり遅刻してはいけないと神経をはかり、かつ、集合時間が早くその分は仕事の時間に計算されないことなど拘束時間の長い時給というより日当ベースの仕事だということ、実際の感覚は自給1000円程度の仕事であることなどを身をもって体験した。また、会社により交通費が出たり出なかったりすること、及び、警備員就業では義務付けのある初期研修については手当てがつくが、その支払いには勤務日数などの条件があり、条件をクリアしないと支払われないことなどを知った。
 清掃では、「たかが清掃されど清掃」問いことをアルバイトの先輩から教えられた。土日の会社が休みの日に清掃するオフィス清掃だったが、時間管理ではなく仕事が終われば帰りという方式であったため、数名のグループで現場に入るがリーダー次第で仕事の仕方が大きく変わるというものだった。多くの場合、仕事は手抜き型で1日仕事でも実際には半日程度終わっている状況が多くあり、早く終われば終わるほどみんな喜ぶという感じだった。しかし、手抜き清掃というものは人の見えないところは掃除しないというもので、薬剤も汚れは落ちるが人の手も痛める強いものが使用されていた。これに対して数は少ないが手抜きをしない人がいた。「たかが清掃されど清掃」とは彼の言葉である。見ている人は見ているもので、ビルオーナーから「今の会社はダメなので貴方にやって欲しい」と言われ掃除の会社で独立した。
 社会的に地位の低いと思われる軽作業の仕事だが、やってみるとそれぞれ簡単ではなかったり身体にきついことも多い。フリーター問題などと人を評論するのではなく、実際にフリーター的な仕事をして思うことは多くの働いている人が孤立して働いていることだ。プライベートな会話の機会もなく弱者として団結できず雇用の不満も反映されない。
 しかし、社会的に地位がありその人達を今まで使ってきた人には逆の立場の仕事をして欲しい。人を使う時に傲慢さはなかったか、使われている人の気持ちをわかっていたのか、人間として大切な視点をもつことはある意味で仕事以上に重要なことではないだろうか。今まで自分が経験したことのない仕事をすることは、自分の人間としての幅の拡大にもつながるのではないだろうか。
 定年後の第2の職場と言って仕事をしている人は大変謙虚だ。傲慢さは微塵もなくただ粛々と仕事をこなしている人が多い。真面目で確実に仕事をしている人達だ。給料は高くはないのが通常だが、仕事自体に働いている人がもっと誇りがもてるように雇用者はしなければならないのではないか。
 仕事は人を育てる。仕事とともに人は成長していくことは事実だ。シニアからの未知の仕事では、賃金が低いからと言って労働としても低く評価するのは傲慢ではないか。どんな仕事でもやってみないとわからないし、学ぶものは必ずある。

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